Keynoteで画像をさまざまな形にトリミングする方法【図形マスク完全ガイド】
Keynoteでは、画像をただ挿入するだけでなく、
円形・角丸・多角形・自由形など、**さまざまな形にトリミング(マスク)**することができます。
この機能を使うと、プレゼン資料や製品カタログの見た目が一気に洗練されます。
ここでは、形でマスクを使ったトリミングの基本から応用までを詳しく解説します。
目次(タップで移動)
1. 基本の手順:画像を挿入する
- 上部メニューから「挿入」→「写真」または「イメージ」をクリック
- 使用したい画像を選択
- スライドにドラッグして配置
または、Finderから直接ドラッグ&ドロップしてもOKです。
2. 画像を丸や角丸でトリミングする(形でマスク)
- トリミングしたい画像をクリックして選択
- 上部メニューの「フォーマット」→「イメージ」→「形でマスク」を選択
- 好きな形(円形・角丸長方形・三角形・星形など)を選びます
- マスクを編集して位置・拡大率を調整し、「完了」をクリック
これで、画像を任意の形でくり抜くことができます。
💡ポイント:
「マスクを編集」を再度クリックすれば、あとから形やトリミング範囲を変更できます。
3. 図形を使ってマスクする(自由な形もOK)
- 上メニュー「挿入」→「図形」から好きな形を挿入(例:丸・吹き出し・多角形など)
- 図形の上に画像を重ねる
- Shiftキーを押しながら「図形→画像」の順でクリックして両方選択
- 上メニュー「フォーマット」→「イメージ」→「形でマスク」
選択した図形の形で、画像がそのまま切り抜かれます。
4. 自由な形でトリミングしたい場合(ペンツール)
- 「挿入」→「図形」→「ペンツール」を選択
- アンカーポイントをクリックして自由な形を描く(クリック=直線、ドラッグ=曲線)
- 「完了」→ 塗りを「なし」に設定
- 図形と画像を両方選択 →「フォーマット」→「イメージ」→「形でマスク」
オリジナルの形でくり抜けます。
製品写真やロゴの形に合わせたい場合に最適です。
5. 背景を透過したい場合(インスタントアルファ)
- 画像を選択
- 「フォーマット」→「イメージ」→「インスタントアルファ」をクリック
- 透過したい背景をクリック
- ドラッグして範囲を調整すると、その部分が透明になります
背景が白や単色の画像に特に効果的です。
6. 複数の画像を同じ形にそろえる方法
- 1枚目の画像で「形でマスク」を設定
- その画像をコピー(⌘+C)
- 他の画像を選択し、「編集」→「ペーストしてスタイルを貼り付け」(⌥+⌘+V)
これですべての画像が同じ形・角丸・影設定で統一されます。
7. おすすめのマスク形状と使い方
| 用途 | 形状 | 印象 |
|---|---|---|
| 製品写真 | 角丸長方形 | 柔らかく上品 |
| 人物写真 | 円形 | 信頼感・清潔感 |
| 事例紹介 | 六角形 | 技術感・安定感 |
| 背景素材 | ペンツール波形 | 柔らかい演出 |
8. デザインを整えるコツ
- 影は「あり/なし」を全画像で統一する
- 枠線をつけるなら #E0E0E0、太さ0.5pt にそろえる
- 角丸の半径を統一(例:12pt)
- 行間や余白を整え、「整列ツール(Shift+矢印)」で位置を合わせる
9. まとめ
Keynoteの「形でマスク」を使いこなすと、
資料全体が整い、プロ仕様の印象になります。
形状をそろえる → 色味を合わせる → 余白を取る
この3つのルールを守るだけで、トップ企業レベルの完成度の資料を再現できます

